理系的な戯れ

理工学系とくにロボットやドローンに関する計算・プログラミング等の話題を扱って、そのようなことに興味がある人たちのお役に立てればと思っております。

新しいマイクロマウス への取り組み2018

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物作りは決心の積み重ね。 物作りは決心の行ったり来たり。 この記事が完成した時には、新しいマイクロマウスができているはず。 自分用のモノづくりテンプレ記事です。

マイクロマウスを作るための思考整理

Work Breakdown Structure (WBS)

  • 概念設計
    • 加速度 (仮) {\displaystyle 10.0m/s^{2}}
    • 角加速度
    • 直線速度 (仮) {\displaystyle 5.0m/s}
    • 旋回速度
    • 吸引圧力
    • インターフェース
    • 書き込み方法
  • 部品選定
    • マイコン
    • ジャイロ
    • フォトトランジスタ
    • IRLED
    • ゲートドライバ
    • FET
    • 走行モータ
    • 吸引モータ
    • 電池
    • 歯車
    • ホイール
    • ベアリング
    • ボタン
    • コネクタ
      • 電池
      • UART
      • 書き込み
      • その他インターフェース
  • 機械設計
    • CADモデリング
      • 足回り
        • モータブラケット
        • ホイール
        • 歯車
        • 軸受け
      • 吸引機構
        • モータブラケット
        • 吸引ファン
      • センサホルダ
      • シャシ
      • 電池取り付け
  • 回路設計
    • CPU電源周り
    • CPUクロック周り
    • CPUリセット回路周り
    • UART周り
    • SPI周り
    • ADC周り
    • モータドライバ周り
      • ゲートドライバ
      • Hブリッジ
    • エンコーダ周り
  • ソフトウェア設計
    • マップデータ構造
    • 状態変数把握
    • ペリフェラルの設定
      • クロックの設定
      • 割り込み設定
      • GPIOの設定
      • ADCの設定
      • UARTの設定
      • SPIの設定
    • モータ制御
    • センサ制御
    • SLAM
    • 最適経路割り出し
    • 誘導制御
    • ロギング
  • 開発環境の構築
  • 調達
  • 資料整理

機械設計

足回り

吸引ファン

回路設計

調達

ソフトウェア設計

研究ノート

モータのモデル

モータの回路の方程式は以下の通り

$$ \begin{equation} L \frac{d i}{d t} + R i + K \omega = e \tag{1} \end{equation} $$

モータの回転運動の運動方程式は以下の通り

$$ \begin{equation} J_M \frac{d \omega_m}{d t} + D \omega + T_L = K i \tag{2} \end{equation} $$

タイヤと歯車を一体とした回転運動のモデル

軸受けの粘性抵抗を無視してみる

$$ \begin{equation} J_w \frac{d \omega_w}{d t} + r f = T_L \tag{3} \end{equation} $$

モータ軸回転数とタイヤの回転数はギヤ比によって以下のようになる $$ \begin{equation} \omega_w = η \omega_m \end{equation} $$

タイヤ駆動力・制動力のモデル

下図はホンダのホームページから参照。 これを考慮しないとダメだと思っている。

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マイクロマウス の剛体としての運動モデル

マウスは平面内を動くものだけれど

本当はピッチング運動やロール運動でのタイヤへの荷重変化も計算しないと運動を正しく計算することはできない とすると普通に6自由度の運動方程式を書かないとならない。

ちょっと面倒です。どうしよう・・・

それと、座標系をどうとるかも考えもの

自分は航空工学出身だから、上むきを負にとるのが普通だけど、一般的でない気がするなあ

とりあえず、持ってる参考書をそのまま参考にできるので、自分の専門分野の流儀に従って記述したいと思います。

速度ベクトル

$$ V_{mouse}= \left[ \begin{array}{ccc} u & v & w \end{array} \right]^{T} $$

角速度ベクトル

$$ \omega_{mouse}= \left[ \begin{array}{ccc} p & q & r \end{array} \right]^{T} $$

並進運動の運動方程式

$$ \left\{ \begin{align} \dot{u} + q w - r v &= \frac{1}{m} f _ x \\ \dot{v} + r u - q w &= \frac{1}{m} f _ y \\ \dot{w} + p v - q u &= \frac{1}{m} f _ z \end{align} \right. $$

回転運動の運動方程式

回転運動の運動方程式については以下の記事で説明しているのでまづはそちらを先に見てもらいたいと思います。

kouhei-no-homepage.hatenablog.com

観測モデル

自己位置推定

マッピング

資料

先輩方のページ

偉大な先輩方のブログやホームページ参考になります。

部品のデータシート

論文やテクニカルノートなどなど

動画

とりあえず昔作った三式改の動画を貼ります。これより良いマウスに仕上げたいなあ

マイクロマウス3式改オドメトリ走行その1

マイクロマウス3式改オドメトリ走行その2

マイクロマウス2004斜め探索

やりやり日記(ロボット開発の一言日記です)

ブログなのだから普通に日記書けばいいような気がするが、 一つのところに全部まとまっている感じにしたいので、以下に日記を書いてみたい。 もしかして自分でコメント入れればいいのかもしれない・・・

  • 2018年8月9日(火)
    長崎の原爆の日。黙祷。 研究ノート追加。マイクロマウス に関する各種数学モデルを追加。並進運動までで精一杯。次回は回転運動をまとめよう。壁センサの観測モデルを夢想している。壁の有る無しを一回の観測で決めるのでは無くそれまでの観測データをきっちり使って判定したい。

  • 2018年8月7日(火)
    ページの内容を大幅に加筆。WBSなどを入れてみた。このページを書くことによって 本マイクロマウス プロジェクトが完遂するような仕組みを作り上げたいと思っている。

  • 2018年7月30日()
    このページを立ち上げ。workflowyにメモしていたものを手動でコピーしてきた。

github.com