はじめに
今のところは億万長者では無いですが、最近は
やり方次第では誰でも計画的にそこに近づけるのではと言う実感を得ています。
いまは毎日、食うために妻共々死ぬ思いで一生懸命働いていますが
収入を増やし、節約し、投資をすると言う王道を
如何に着実にこなしていくかが鍵となります。
今日の話は、着実に貯蓄していくことである程度の資産は誰でも作れ
投資をすることで加速することもできると言う話です。
今回の話は
今後の科学技術、医療技術の進展は予想を超えそうな感じがしますので、
今後どうなるか判らないのですが
僕は今のところ、人生の半分を折り返しました。(これも実際のところは判らない)
20代の前半の頃の自分に聞かせたい話です。
- はじめに
- 年金もらえるかなあ不安
- 生涯いくら収入があるのか
- 生きるためにいくら使うのか
- お金持ちになる方程式
- 平均年収
- 平均年収で考える収入と支出と貯蓄の兼ね合い
- 投資を考える
- 投資の収益率とリスク
- おわりに
年金もらえるかなあ不安
ひと頃、老後2000万円問題などで話題になりましたが、
年金だけでは老後の生活費が足りない話は
ケースバイケースの話が、変に伝わった印象があります。
(わざとかもしれませんね。)
前世紀の終わり頃の僕が学生の頃から
「年金は破綻するぞ」と言われていたので
その頃から、年金は当てにしないようにしようと考えていました。
年金だけでは暮らせないどころか、
年金がなくても暮らそうと思っていたわけです。
生涯いくら収入があるのか
そのころから、計算大好きな僕は、給料の号俸表をエクセルに打ち込むのと、
退職金規則を読み込んで退職までもらえる額は当時の価値でどのくらいなのか計算してみました。
まあ、生涯食うには、多くもなく少なくもなく、
「節約しないとなるまい!」といった額でした。
途中で転職したので
結局は確定しない金額になってしまいましたけどね。
いろいろと収入の手段などが変わると思いますが、
その都度把握するのが良いと思います。
生きるためにいくら使うのか
家計簿ちゃんとつけてる人は、一ヶ月にどのくらい出費するか
だいたいわかっていると思います。
これはすごく大事だと思います。
端数はいいので大体の額を把握していると良いと思います。
家計簿をつけていない人も、
キャッシュレスで記録が残っているとか、
いろいろ把握する手段はあるし、
なんなら1ヶ月か2ヶ月だけつけてみるのもありです。
毎月つけなくても良いのです。
データがなければ分析できないので大事です。
あと年間イベント、車検や旅行などを考慮すると
1年間の大体の出費が見積もることができます。
もちろん、家族構成、結婚などの人生イベントで
見直しが必要ですが
その都度するか、前もって織り込んでおけば問題ありません。
この作業はすごく大事で、
この後は「生きるのにいくらかかっているのか。」から
「生きるのにいくらつかう!」
と決めることが大事になります。
自分が幸せな範囲で出費を抑えて、
必要ないものにはお金を使わないようにしていくことが大事です。
それと書籍の購入や勉強などに対する出費については
可能な限り計上して自分にお金をかけることは大事だと思います。
お金持ちになる方程式
昔からだいたいわかっていたと思うのですが、
最近改めて紙に書いてみて、
折に触れて見直すたびに
これしかないよねと思うのが次の
「お金持ちになる方程式」です。
漸化式になっているので
表計算ソフトで扱うのに大変便利な式です。
表計算ソフト使えることも大事だと思います。
感覚的な話ですが、
理系の人でも表計算ソフトがうまく使えない人が
増加しているような気がしていて憂慮しています。
(エビデンスはありません)
平均年収
H29年のデータから年収のグラフを書いてみました。60歳付近で大きく下がって、 近似曲線が引けなくなるので今日のところは無視しています。 データ元はこちらです。
上のグラフを2次式で近似してみると、次の式が得られます。
平均年収で考える収入と支出と貯蓄の兼ね合い
上の近似式ベースで算出していきます。
20歳の年間収入は額面246万円となり、
ざっくりそのうち手取りは80%とすると、197万円ぐらいになります。
仮に老後資金に資産を積み上げるために、額面の15%を貯蓄に回すとすると、
だいたい160万円支出に当てられます。
これはボーナスを給料4ヶ月分と考えて、
月々10万円で生活し、2万3千円貯蓄することになります。
このペースで生活すると60歳での資産は2685万円になります。
10歳おきに表にまとめると(金額の単位は万円)
年齢 | 額面年収 | 月の生活費 | 月の貯蓄 | 資産 |
---|---|---|---|---|
20 | 246 | 10 | 2.3 | 36 |
30 | 379 | 15 | 3.6 | 521 |
40 | 467 | 19 | 4.4 | 1168 |
50 | 512 | 20 | 4.8 | 1912 |
60 | 511 | 20 | 4.8 | 2685 |
額面年収、生活費、資産は切り下げ、貯蓄は四捨五入してます。
平均年収ぐらいで15%づつ貯めていくのは月々の生活がかなり苦しいことになります。ボーナスがあることを前提にして計算しましたが、ボーナスを分割して生活費に当てることも視野に入れないとダメかもしれません。
結婚してダブルインカムになると大幅に家計は改善します。
また、人生イベントにどう対処していくかということも計算に入っておらず、資産は定期的に減ることが十分考えられるので 結局60代で資産がほとんどないことも考えられます。
月々の支出には車の車検代や税金、その他の定期的におとづれる支出に対して積み立てて置く必要がでてきます。
支出を一定にする工夫が非常に大事です。
投資を考える
僕らのおじいちゃん世代は郵便貯金の利息が8%あった時期を経験しています。夢のような話です。日本人であれば 貯金しているだけで9年で資産が倍になる値です。実際は8%の時代はそれほどの期間続いていませんが、 金利が高かったことは事実です。
コロナショックで投資は怖いというのがこれから定着すると思いますが、大暴落するとしばらく低迷しますが そこから上がっていくので、今投資を勉強するには良い時期だと考えます。大雑把にいうと
- 金利ほぼ0だけど貯蓄だけする
- リスクを覚悟して投資をする
という選択枝があります。
お金持ちになる方程式だとが0が貯蓄になります。先ほどの表の資産の積み上げは投資なしの場合です。
もし、年間で3%の利息がつく銀行があったとしてその銀行に預けたとします。これは投資です。 この場合、お金持ち方程式に基づいて計算すると60歳で資産は4819万円になります。
年齢 | 資産(投資しない) | 資産(投資する) |
---|---|---|
20 | 36 | 36 |
30 | 521 | 599 |
40 | 1168 | 1544 |
50 | 1912 | 2926 |
60 | 2685 | 4819 |
投資をするには次の二つを気にしないとなりません
- 期待収益率はいくらか?
- リスクはどのくらいか?
これらが、投資をするには大事なことになります。 先ほどの3%の話は3%を実現する投資先がなければなりませんし、先ほどの話には投資に関するリスクが欠けています。
投資の収益率とリスク
投資の収益率はそれを推定するのは大変難しいとされています。またリスクは収益率の標準偏差です。 リスクは過去のデータから標準偏差を求めて得られるものが概ね正しいとされています。 収益率は推定が困難とされていますが、過去のデータの平均値を使って考えることと割り切ります。
期待収益率は3%としてリスク(標準偏差)が8%の場合のシミュレーションをしてみます。
一本の線がある人生とすると、各線は様々な人あるいはその人にあったかもしれない他の人生ということになります。
太い線は投資をしない場合の資産の積み上がりです。
投資は場合によっては貯金を下廻ります。また、時として大きく下げる場合もあります。
しかし、今回の場合のように収益率より大きなリスクをとっても長い時間をかけると大数の法則により平均値に収束して、ほとんどプラスになるようです。
長い時間の間に、大きなバブル崩壊に直面し、これまで通りに投資を続けられるかが投資の本質的な難しさだと感じています。
こうやってみると投資とは時間をかけてするものだということがわかります。
若い人は時間が味方になってくれるので、やはり羨ましい限りです。
投資に関してはこちらもどうぞ
おわりに
僕は30代のはじめに某ロボット競技会に勝ち、
予想外に大きな金額の賞金を手にしたことがあります。
そのお金で、ロボット制作環境に投資して旋盤や工作に必要なものを買いました。
それでも、いつもはなくなるボーナスを前倒しで貰ったような感じになり
その頃ちょうど発売になった「金持ち父さん、貧乏父さん」にもろに影響をうけて
「ラットレースから抜け出そう!」と思って少し余ったお金を持って、
証券会社の口座をドキドキしながら開いた思い出があります。
当時住んでいる街には証券会社が無かったので隣町まで1時間以上かけて行ったのを思い出します。
もともと持っていた資産が少なかったのもありますが当時の資産の100倍ぐらいになりました。
しかし、30代より20代から考えればもっと良かったと思います。
正確にいうと考えていたけど結論にいたらず、
タイムマシンで自分に教えていきたいです。
今回のタイトルは億万長者になるですが、
すぐになれるわけではないし、なれるとも限りません。
しかし
- 時間をかけてゆっくり
- 支出を戦略的に絞る
- 収入を増やすか、収入源を増やす
これらの事が可能ならば、夢ではないと思います。
お金をもってどうするかは、皆さん次第ですが。
少なくてもお金のために働かなくても良くなるとおもいます。
それだけでも価値があると僕は思っています。
僕はもう少し、妻共々、必死に働かないとダメですが・・・・
以下に刺激をうけたり、参考になったHPや本を紹介します。